一般社団法人 日本BMK整体協会 HOME > BMK産後の骨盤矯正
◆なぜ産後の骨盤矯正なのか
日本BMK整体協会では、以前よりゆがみの無い骨盤が美容や健康を保つ上でとても重要だという考えのもと、矯正だけではなく姿勢の指導などにも力を入れさせていただいてきました。
ところが、私自身の妻が2度の出産を経験した時に、腰や恥骨の痛みや足のむくみや冷えなどの症状を訴えだしました。
当初は、通常の骨盤のゆがみだろうと思っていたのですが、そこにあったのは通常の生活から起こるゆがみとは、全く違ったゆがみ方をした骨盤だったのです。
それまでにも、出産後の方に対して骨盤の矯正は行わせていただいていたのですが、妻の出産を機にあらためて産後の骨盤というものに注目させていただいた時、そこには出産前後の独特の骨盤開閉メカニズムや、妊娠時の姿勢、出産後の生活の変化(抱っこする・授乳する・荷物を持つなど)などが複雑に絡み合い産後の骨盤が独特の変化をすることがわかりました。
当院では、それまでに積み上げさせていただいた骨盤矯正のテクニックと合わせて産後のデリケートな骨盤のためのテクニックを開発し、より安全で痛みを感じない矯正を行わさせていただいております。
妊娠中の骨盤
胎児の成長に合わせて、骨盤の骨と骨をつないでいるスジをゆるめるホルモンがどんどん出てきますので、骨盤もどんどん開いていきます。
骨盤が開くことは胎児が大きくなるためには必要な事なのですが、骨盤自体にゆがみをつくりやすいので、姿勢などには注意が必要です。
出産時の骨盤
赤ちゃんが産道を通る時の刺激が脳に伝わり、一気に骨盤をひきしめるホルモンが放出され、骨盤の骨と骨をつないでいるスジが硬くなります。
このとき通常であればきれいに骨と骨が元の状態にひっつくのですが、骨盤自体にゆがみがあるとゆがんだ状態のままでひっつくことがあります。
また帝王切開の方も、赤ちゃんが産道を通らないために『出産したよ』という刺激が上手く脳に伝わらずに、体が妊娠状態から産後状態に切り替わらず、いつまでも妊娠状態が続いているかのようなままで、体調の悪い方がいらっしゃいます。
出産後の骨盤
出産後、一気に閉じたはずの骨盤ですが、1ヶ月~1ヶ月半ほどは骨盤の骨と骨をつないでいるスジが非常に弱い状態です。
この時期に悪い姿勢などを繰り返していると、強いゆがみをつくってしまう原因になります。また、出産後は授乳や、抱っこ、今までと違う荷物を持ったりと何かと体に負担がかかりやすいもの、特に姿勢には気を付けたいですネ。